トイガー 猫種

トラ柄の猫、トイガーってどんな猫?性格や被毛の特徴、購入はできる?


トイガーというトラ柄の猫、名前は知っているけれど、いざどんな猫?となると、説明できる人はなかなかいないでしょう。

それもそのはず。
トイガーは日本ではめったに飼われていない新種の猫で、ペットショップはもちろん、市場にもなかなか登場しない大変、珍しい猫です。

今回は、そんなトイガーについて紹介していきたいと思います。

新種の猫が日々、誕生する猫ですが、このトイガーは大半の見たこともないであろう珍しい猫でもあります。

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トイガーってどんな猫?


トイガーを一言で表すならば、まさにトラのような猫です。
愛玩するためのトラという意味で、おもちゃの「toy」とトラの「tiger」を合わせてトイガーと命名されました。

元々、トラによく似ている模様パターンのベンガル猫がベースになっているのですが、柄がトラに近いストライプで、頭部にもトラ柄が刻まれているため、少し見ただけで覚えてしまうほどのインパクトがあります。

野生の血が入っているベンガル猫の子ではあるものの、現状のトイガーは人間と共生しやすい性格の持ち主。
一般的な野生猫にルーツを持つ他の品種とは少し毛色が違う存在となっています。

また、ペットショップではめったに見つからず、自宅にお迎えすることが難しい猫種の1つで、日本での飼育事例がかなり少なく、ブリーダーですら保有していることが珍しい希少種として知られています。

世界に目を向けても、ブリーダーがアメリカに20人、それ以外の国でも15人のみ。
さらに2020年に誕生した個体も僅か469匹と、需要に対して供給状況が貧弱で、一般的に飼えるようになるにはまだまだ時間がかかるというのが現状です。

トラ柄の猫を求めている人にとっての垂涎の的ですが、トイガーの個体数は猫種としての歴史の浅さと相まって育種に時間がかかっています。

できるだけトラに近い方が高く評価されるため、今なお多くのブリーダーが他の要素をトラのようにするべく邁進している、まさに発展途上の猫でもあります。

希少種である上にまだ模索中で、実際には個体差が大きくなりやすい側面があります。

トイガーの歴史

トイガーの歴史は浅く、はじまりは1980年のこと。

ベンガル猫のブリーダーだったアメリカ、カリフォルニアのジュディ・スグデンが全身トラ模様の子猫を発見したことから始まりました。

その小型のトラと表現すべき子猫を安定した品種とすべく、育種、改良が重ねられていきます。

育種として1980年代から活発になり、2006年には晴れてTICAに公認されるものの、もう一つの主要団体であるCFAは、育種段階において野生の猫を繁殖に用いているという理由から認定には至っていません。

また、新しい猫種でまだ『小型のトラ』として未完成のため、他の血統認定の団体からは血統認定を見送られており、まだまだ発展登場の猫というのが世界中の認識です。

今はトラ柄だけが特徴ですが、将来的には体格や目の色といった各パーツの特徴が明確化される可能性があります。

2020年の段階では、ゆっくりと改良が進められており、専門家によれば「理想的なトラ柄の猫になるまでは最低でも10年はかかる」という状況です。

なお、現時点ではトイガーを飼うとなると、国内、海外の専門ブリーダーから購入する必要がありますが、供給面が安定していないので、すぐに購入できるとは限りません。

同じく、近年、誕生した品種にミヌエットという猫がおり、トイガーよりも新しい種であるにも関わらず、購入は容易なのですが、これは既に育種段階を終え、安定して市場に出回っているというのが大きな要因です。

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価格を含む購入のしやすさは、いかに供給面の安定が重要であるかというのが窺えます。

ですが、近年は国内のブリーダーからも購入できるようになったため、飼育のハードルは大きく下がりました。 タイミングによってはスムーズに購入することも可能になっています。

トイガーの性格


トイガーは家族の一員として信頼関係を築きやすい性格で、飼い主にもよく懐きます。

見た目こそトラですが、気性はとても穏やかなケースが多いです。
親猫のベンガル猫が温厚で穏やかな性格で、トイガーもその性質を継承しています。

野外で狩りをしてきた直系だけあって、高所に上りたがるなど、活発に動き、好奇心も旺盛です。
賢さとしても高い評価を得ており、躾で困る可能性はかなり低いです。

ただ、性格や見た目など様々な面で、猫種として安定していないため、個体差の激しさに注意しなければいけません。
時に警戒心が強かったり、逆にのんびりしていたりと個体によって大きく異なります。

育種段階のトイガーですが、安定性に欠けるのは、あくまでトラ柄の見た目であって、性質面では親猫のベンガルを引き継いでいるというのが世界的な評価・認識です。

トイガーの被毛

ブリーダーの育種の結果、トイガーはトラ柄に近いマッカレルタビー(ストライプ)模様です。

ベンガル猫のスポット(斑点)模様とは全く違うので、見た目によって識別は可能です。

柄はパンプキン色で斑点ではなくストライプでトラの象徴となる縞模様が黒くはっきりしていて、首、脚、尾部の柄と垂直となっています。

さらに重視されているのは顔周り。
きちんと目の縁が黒くなっていて、さらに頭部にホワイトが入っていると、かなり評価が高くなります。

TICAの公認となってからも育種は続いており、本物のトラと同じ模様であるほど価格も上がっていきます。

ただ、まだまだ産出が安定しておらず、スポット柄や他の柄になることも珍しくないですし、成長過程で被毛の色がシルバーになったりとすることも少なくありません。

基準(トイガーの場合、トラ柄模様)からかけ離れた子猫というのは標準価格を大きく下回るのが一般的ですが、現状、トラ柄ではないトイガーは市場には出回りません。

以前と比べれば柄は安定してきたものの、どのような柄や毛色が発現するのかは実際に成猫になってみないと分かりません。

大きさ

オス:6~10kg
メス:5~8kg

トイガーは柄こそトラのようですが、身体の大きさという面では平均的な猫です。

血統として野生動物の流れを汲んでいるからか、オスの方が若干大きめです。

元々、狩猟をしていたことから力が強い部類で、普段の躾が大切となります。
TICAのスタンダードを守った交配が難しい現状では、どうしても別の猫種の影響が出てくることがあります。

他の団体で公認に至っていない最大の要因とも言えます。

個体差が大きく、がっしりとした体格に成長する可能性もあるので、飼育環境には広さを要します。

子猫の価格

育種段階の猫ということで、トイガーの子猫の価格は高額です。

ペットの猫としては非常に高額で、一般的に安くても20万円台、理想的な模様の子になると、100万円を超える値が付いたこともあります。

ネットの各ブリーダーの子猫の販売では、30~50万円が主な価格帯です。
他の種と比べても、かなり高額な部類に入りますが、その理由は、プロのブリーダーでも安定した産出が難しく、まだまだ育種段階の猫だからです。

他の猫種に比べて、高く評価される子猫が生まれてくる確率が低いため、価格が落ち着くには、まだまだ時間がかかりそうというのが現状です。

近年は国内のブリーダーからも購入できるようなったため、価格は安定傾向にあります。

まとめ

「家で飼えるトラ」「トラような猫」とフレーズだけで猫好きの琴線に触れますが、トイガーはまだまだ発展途上の猫。

少し前までは、飼いたいと思っても、そう簡単にはいかない猫として認識されていたトイガーですが、近年は海外、国内で供給が安定しつつあり、ネット上でも購入できるようにもなりました。

まだまだ育種段階で、成猫になって基準からかけ離れてしまうリスクはありますが、これまでにいなかった特徴の猫ですし、機会があれば、是非、触れていただきたい猫の一つでもあります。

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