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人気の猫種ランキング~人気の猫の共通点、選ばれる理由とは?

人気の猫と聞くと、どのような種類を思い浮かべますか?

古くから王道の雑種、安定した人気を誇るスコティッシュフォールドやマンチカン、近年、知名度が上がってきているミックス猫。

どの品種が思いつくかは人によって異なるでしょう。

世界的なペットブームもあり、猫の種類は増え、多様化しました。

それぞれで特徴や魅力は異なりますし、ご家庭で飼育されている猫もさぞかしバリエーションに富んでいると思われがちですが、実際のところは人気上位の大半の猫は以前から固定化されています。

今回は人気の猫についてランキング形式で紹介しつつ、彼らの共通点、人気の理由についても探っていきたいと思います。


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人気の猫の共通点

多くの家庭で飼われている人気の猫というのは、いくつかの共通点があります。

猫の種類は増え続けているものの、選ばれる猫に変化はないと冒頭でも紹介しましたが、魅力的な猫だからといって、それが即座に人気に繋がらないというのも興味深いところです。

なお、日本での人気品種に関してはランキング上位の猫は全て以下の条件に当てはまります。

・飼いやすい
・手に入りやすい(ペットショップにいる)
・飼育方法が確立している

飼育頭数で見ても上位5位までで全体の90%、10位までを含むと95%を占めており逆にマイナーな種はほとんど飼育されていません。

飼いやすい

人気の品種の猫は基本的に飼いやすい猫ばかりです。

猫の人気ランキングは国によって違いがありますが、それは各国の家族構成、生活形式にも影響を受けているからで、日本では昼間に留守にする家庭が多かったり、居住スペースが欧米諸国よりも狭いことから、単純な飼いやすさが重視される傾向があります。

当然、お迎えするお家の環境によって飼いやすいと感じるポイントは異なりますが、国内における人気の猫の共通しているのは、性格が穏やか、お世話の手間が比較的少なく、身体が丈夫な猫が大半を占めているという事です。

お世話の手間に関しては、大切な愛猫といえど、多忙な日々の中では多くの時間を確保するのは難しいものです。

猫を飼育する上で、基本的なお食事の用意や、おトイレの掃除などの時間は当然かかりますが、日々の被毛のお手入れなどにかかる時間が少なく済むという事は、飼い主の手間だけでなく愛猫とゆっくり過ごせる時間を多く持てるという事でもあります。

実際に人気上位の猫は飼育の手間が少ない種が多くランクインしています。

また猫をお迎えする時、誰しもが「病気をせず健康で過ごして欲しい」と考えるところですが、健康状態は勿論の事、身体が丈夫であるというのも外せない条件であるようです。

飼いやすい猫については下記の記事で紹介しています。

関連記事:飼いやすい猫の種類ランキング~初心者、一人暮らしでも飼えます

手に入りやすい

手に入りやすいというのは飼育頭数に大きく影響するため、人気品種は必然的に入手ルートが豊富です。

特に街のペットショップにいる子猫というのは基本的に人気品種ですし、さらに誰もが知っている品種はブリーダーも多く存在するため、彼らから購入するという選択肢もあります。

他にも、ボランティア保護団体や、市の保健所、里親募集、譲渡会、個人宅で飼育している猫が「子猫を産んだ」と譲り受けるケース等もありますが、いずれの場合も、対面できる品種はかなり偏りがあります。

逆に、飼育数が少ない希少種は、専門ブリーダーや、希少種を取り扱うペットショップから入手する事となるのですが、個体数自体が少ないですし、入手自体が困難な品種は生体価格もかなり高額となってしまいます。

価格については命の尊さに差はありませんが、たとえ魅力的であったとしても高額な品種は人気品種には該当しにくい傾向にあります。

欧米諸国と比べ、ペットショップで購入するのが一般的になっている日本では特に顕著になっています。

飼育方法が確立している

猫をお迎えするにあたって、その猫の持つ特徴や飼育方法が不透明であったり、詳しいことがよく分からないといった状態で飼うのは不安になるものですが、人気品種に挙げられる猫たちはすでに多くの家庭で飼育されており情報も豊富です。

もしものトラブルがあった時にも対処法や、解決策を見つけやすく安心感があります。

人気の品種に関しては獣医師は勿論のこと、ペットショップや飼い主レベルでも情報が揃っているものですが、この情報の入手しやすさは選ばれるにあたっての大きな要因と言えます。

また、人気の品種というのはペットショップなどでも、それぞれの品種の特性に配慮した品種別フードが販売されています。

医療の面でも特定の病気に対する症例も多く、万が一の病気の際にも的確な指示や的確な治療が受けやすくなるでしょう。

また近年ではSNSやブログなどでも実際に飼育している一般の愛猫家たちの間でのコミニュティも広がっています。

同じ品種猫を飼育する上での困りごとへの対処法や、おすすめのフード、飼育環境の工夫など多くの情報が投稿されています。中には気軽に相談に乗ってもらえたりと、心強い面も多くあります。

逆にマイナーな品種になると飼育数も少なく、対処法が分からず困る事も少なくありません。

人気の猫の種類ランキング

それでは人気の猫の品種をランキング形式で見ていきましょう。

誰もが知っている種類ばかりですが、いずれも先ほど挙げた、「飼いやすい」、「手に入りやすい」、「飼育方法が確立している」が当てはまっています。

1位 雑種

様々な品種が混じり合う雑種猫は被毛や柄のバリエーションが豊富で、それぞれが個性豊かな性格を持ち、全く同じ子はいないともされています。

さらに雑種は飼育数でもダントツのトップの人気品種で、日本で飼育されている猫の多くは雑種猫が占めており、飼育されている猫全体の80%以上にもなります。

それも飼育される雑種猫の殆どは野良猫が自然に交配したものが多く、元野良猫、またはその子猫だったりします。

そのため、ボランティア団体に保護された個体も多く、譲渡会や里親募集で出会える猫の殆どが雑種猫に当たります。

入手ルートが多く手に入りやすく、そこから初めて猫を飼い始めるという方も多くいらっしゃいます。

また、雑種は身体が丈夫で、寿命が長いことも人気の理由に挙げられます。

純血品種の猫と比べ、特有の遺伝性疾患も少なく、日本で生まれた雑種猫は日本の四季のある環境にもうまく適応し丈夫な個体が多くいます。

寿命に関しても近年15年以上生きる子も珍しくなくなりましたが、中でも雑種猫の平均寿命はトップクラス。

健康寿命も非常に長いので、良きパートナーとして長く付き合える猫でもあります。

2位 スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、折れた耳に丸顔のベビーフェイス、全体的に丸いフォルムが印象的です。

イギリスのスコットランド出身で、1961年に発見された折れ耳の白猫「スージー」からブリーディングが開始され、日本でもペットショップにおける人気No. 1の猫となりました。

その爆発的な人気から国内にも多くのブリーダーが存在し、沢山のカラーバリエーションが生まれると共に、手に入れやすくなっています。

スコティッシュフォールドと言えば折れ耳ですが、実は折れ耳のスコティッシュフォールドというのは全体の30%程度と少数。

これは遺伝性疾患の懸念から、多くのブリーダー間で折れ耳同士の交配が禁止されているからで、まっすぐの立ち耳をした「スコティッシュストレート」と呼ばれる子が全体の70%を占めています。

耳の折れ方も個性豊かで、オデコに張り付いたように深く折れた耳であったり、お辞儀をしたような折れ方が浅い耳まで本当に様々。

耳の折れ方で印象も違って見えます。

さらに長毛の個体も存在し、折れ耳に長毛の個体は「スコティッシュロングヘアー」と呼ばれています。

耳の形や多くのカラーバリエーションによって、見た目の印象も違う様々な個体に出会えるのもスコティシュフォールドの魅力のひとつです。

折れ耳の子の方が人気の傾向がありますが、どうしても遺伝性疾患のリスクはつきまといます。

飼育にあたって注意すべきは耳や被毛のお手入れ。
耳の形や皮毛の長さは個体ごとで異なるので、それぞれの性質にあったケアが必要です。

折れ耳であれば、耳の中が蒸れやすくトラブルを起こしがちなので、定期的な耳掃除が必要ですし、長毛であれば抜け毛を取り除くブラッシングをまめにしてあげる必要があります。

また、見た目の魅力が語られることが多いスコティッシュフォールドですが、遺伝子疾患の可能性を除けば身体は丈夫です。

病院のお世話になる頻度も雑種ほどではありませんが、他の種類と比べると少ないです。

穏やかな性格をしているので、お子さん、他のペットがいるお家など、様々な家庭に順応してくれます。
活動量もさほど多くなく、大人しい猫でもあり、初めて猫を飼う方にもにもおすすめの猫であると言えます。

3位 マンチカン

マンチカンは北アメリカ出身の猫で、1980年代から積極的にブリーディングが始まり、1995年にTICAに猫種認定された比較的新しい品種です。

大人になっても10センチほどの短足の愛くるしい容姿と、遊び好きで無邪気な性格から人気急上昇の猫です。

10年前頃からは大半のペットショップで見かけるようになりました。

マンチカンという名前の由来も、オズの魔法使いに出てくる体の小さな種族「マンチキン族」から名付けられたと言われています。

その小柄な身体と足の短さから体高13.6センチのマンチカンが「世界一背の低い猫」としてギネス世界記録にも認定されています。

また、マンチカンに関しても短足で生まれる割合は全体の30%ほどに過ぎません。足の長さには個体差があります。

短足の他にもその他の猫とかわらない普通の長さの子(長足)や、その中間の長さ(中足)の子もいますが、ペットショップやブリーダーでは、足の短いほど人気があり、子猫の価格も高額になる傾向があります。

基本的に親猫の特徴を引き継ぐとされていますが、認定されてまだ歴史が浅いということもあり、他の品種と比べると、個体差が大きくなっています。

また5キロに満たない小柄な体格からはイメージしにくいですが、体つきは筋肉質。

加えて好奇心旺盛、とても活動的です。

短い足で俊敏に走る姿は「猫界のスポーツカー」という名がつけられる程。
日々の生活の中で配慮が必要で、怪我や体格にあったグッズ選びや、短い足に負担となるような過剰な体重増加には気をつけてあげましょう。

4位 アメリカンショートヘア

アメリンカンショートヘアはその名の通り、アメリカで自然発生した短毛種の猫
原産国のアメリカでも根強い人気の猫で、日本でも長らくペットショップの人気No.1の品種に挙げられていました。

日本では1990年代後半から人気を集め「アメショー」と呼ばれ親しまれてきました。

近年こそスコティッシュフォールドにその人気を譲っているものの、今でもかわらずファンが多い品種でもあります。

日本では最もメジャーなシルバーの被毛に渦巻模様のクラッシックタビーが人気ですが、優しい色合いのブラウンや、レッド、縞模様のないソリッドカラーのアメリカンショートヘアーも人気を集めています。

毛色バリエーションは実に80種類と他種と比べると個体ごとの個性が際立っています。

性格は人懐こく、しつけがしやすいというのが人気の要因となっています。

元々の鼠取りをしていたワーキングキャットの気質を残しており、かなり活動的で人と遊ぶのにも積極的に参加してくれるでしょう。

活発さはありますが、人を困らせるような事はありません。
特に鳴き声は小さく、騒音になる事は少ないので、近隣への配慮が必要な一人暮らしの方にも人気の品種です。

関連記事:飼いやすい猫とはどんな猫?初心者、一人暮らし、マンション住まいにオススメの種類はこれ!

5位 ノルウェイジャンフォレストキャット

ノルウェイジャンフォレストキャットはボリュームのある長毛種で、大型種の中では一番人気の猫種です。

原産地ノルウェーの厳しい寒さにも耐えるタフさと、油分を含む防水性のある豊かなダブルコートのノルウェイジャンフォレストキャットは別名「森の妖精」とも呼ばれています。

性格は温厚でおっとりとしていて、他の猫や動物とのトラブルも少なく社交的です。

大型種の中では比較的俊敏で、大きな体にも関わらず木登りなどの上下運動も大好きです。
室内ではキャットタワーを用意してあげると喜んでくれます。

他の大型猫と同様に、成長スピードは穏やかで3~4年かけてゆっくりと成猫となります。

一般的に犬は大型種ほどは短命な傾向がありますが、猫に関してはこれに当てはまらず、長くじっくりと付き合っていくことができます。

犬とは違い、猫を飼育するにあたって、体の大きさが問題になることは少ないですが、長毛種のため日々の被毛のお手入れは必要です。

抜け毛除去のブラッシングに加え、防水効果のある脂質の皮毛には定期的なシャンプーが必須です。

また、被毛は極寒に耐える冬仕様で、日本蒸し暑い夏には適していません。
普段から室内の温度管理には注意する必要があります。

留守中もエアコンで温度調節をしたりと、とにかく暑さ対策に神経を使う品種でもあります。

愛猫のお手入れや、温度管理に手間をかける事を楽しめる飼い主であれば、ぴったりの人気種です。

まとめ

2021年の人気の猫種ランキングは以上になります。

人気の品種ランキング

1位 雑種猫
2位 スコティッシュフォールド
3位 マンチカン
4位 アメリカンショートヘア
5位 ノルウェイジャンフォレストキャット

いずれも魅力ある猫たちですが、彼らのような人気の猫というのは共通点があります。

人気の猫の共通点

飼いやすい
入手しやすい(ペットショップにいる)
飼育方法が確立している

もしも初めて猫を飼うご家庭などは、「どの猫にしよう」と悩まれることもあるかもしれませんが、そういった時は人気の猫から選んでみてはいかがでしょうか。

そうすることで、飼育のストレスは少なく済み、幸せな日常を送ることができるはずです。

飼いやすい猫も頭に入れておくことで、さらに失敗する可能性は少なくなります。

自分にピッタリの猫を探しているのでしたら下記の記事も併せてご覧になってみてください。

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