雑種

とにかく飼いやすい雑種猫。性格の特徴、被毛や柄のパターンをご紹介


今回、紹介するのは雑種猫。

近頃の猫ブームで様々な猫種にスポットが当たるようになりました。
スコティッシュフォールドやマンチカンといった人気品種になると、ほとんどの人が知っているでしょう。

彼らも可愛く、魅力も十分ですが、猫ブームだからこそ知っていただきたいのが雑種の猫です。

古くから親しまれ、誰もが知っている雑種の猫、地味なイメージがあるかもしれませんが、洋猫に負けず劣らずの魅力がありますし、飼育のしやすさ等、優れている点も沢山あります。

この記事では、そんな雑種猫の柄のパターン、性格や飼いやすさ、被毛の特徴などを見ていきましょう。


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雑種猫とは


「雑種猫」とは同じ品種同士の親猫の掛け合わせによって生まれる「純血種」とは異なり、二種以上の品種が交配する事によって生まれた猫のことを示します。

一般的に野良猫、地域猫などと呼ばれる猫を家庭猫として迎えた場合、そのほとんどが雑種猫で日本で飼育されている猫のうち、「雑種猫」の割合は全体の87%以上ともいわれ、飼育頭数は断トツの1位となっています。

雑種猫は日本で最も家庭猫として可愛がられている猫であるともいえます。

雑種猫の特徴としては、丸顔に筋の通った鼻立ち、耳周りの毛が短い特徴があり、体型は全体的にずんぐりむっくりとしています。

被毛は殆どの個体が短毛種で、丸く極端に短い尾、またはカギしっぽと呼ばれる先端が左右どちらかに折れたような尾が多くみられます。

また、近年では人工的あるいは、故意的に異なる2種の純品種を掛け合わせた猫の事をペットショップやブリーダーの間で「ミックス猫」、「ハーフ猫」と称される事もあります。

マンチカンとスコティッシュフォールドの掛け合わせによって生まれたキンカローも現時点では品種としては認められておらず、ペットショップでは「ミックス猫」として扱われ、血統上は雑種猫となります。

関連記事:キンカローは折れ耳の短足猫!性格や被毛などの見た目は?

一方、ミックス猫として一躍、有名になったマンチカンとペルシャ系猫を親に持つミヌエットという猫がいますが、こちらは正式に猫種としてTICAで公認されています。

関連記事:ミヌエットは美しい被毛を持つ短足種~性格、大きさ、飼育はしやすい?

かつてはミックス猫と認識されていましたが、現在ではスコティッシュフォールド等と同様、公認品種となっています。

ポイント

自然に交配し様々な遺伝子を持ち合わせた猫と、異なる純血種同士を意図的に掛け合わせて生まれるミックス猫。
「血統書がない雑種」という意味では同じですが、考え方という意味では両者は全く異なります。

雑種はとにかく飼いやすい


飼いやすさという意味では雑種猫は優れています。
まず飼育しやすい理由として、身体が丈夫であるというのが挙げられます。

飼育する上で切り離せないのが健康上の問題ですが、雑種猫の多くが遺伝子疾患が少なく丈夫で長生きであると言われています。

そもそも、純血種は血統を存続させる為に特定の特徴を持つ猫同士の掛け合わせが必要となり、中には親子間、または兄弟間で繁殖を行う近親交配(インブリーディング)が行われることがあります。

そうなると必然的にその特徴ならではの疾患や、遺伝子疾患が発症しやすくなり治療による病院代が掛かるだけでなく、健康を損ないかねません。

それに比べ、雑種はさまざまな遺伝子を持つ猫の掛け合わせとなる為、遺伝的な特定の疾患を持つことは稀ですし、丈夫な個体が多く平均寿命も純血種よりも長くなる傾向があります。

また、雑種猫は基本的に短毛なので、長毛種に比べると抜け毛の量は少なく、日々のお手入れは簡潔に済ませることができます。

初めて猫を飼う初心者の人、忙しい一人暮らしの人にとっては非常にありがたく感じるポイントでもあります。

※下記の記事では飼いやすい猫をランキング形式で紹介しているのですが、やはり雑種の猫も上位に入っています。

関連記事:飼いやすい猫の種類ランキング~初心者、一人暮らしでも飼えます

性質など、個体差が激しいという理由から1位ではありませんが、ほぼ全ての人が問題なく飼うことのできる猫でもあります。

雑種猫の性格

猫の性格は私たち人間と同じく個体差があり、品種によって性格を断定できるものではありません。

しかし、傾向として雑種猫は穏やかで飼いやすい性格をしています。
また、毛色によっても性格にそれぞれの傾向があるようです。

三毛猫(トライカラー)

白、茶、黒の、三色からなる三毛猫は遺伝子的に殆どの確率でメスが生まれてきます。その為か、メスらしい性格が目立ち、賢く繊細な性格が多く現れます。

サビ猫(パーティカラー)
黒、茶のマダラ模様のサビ猫は海外ではその複雑な毛色から「べっ甲猫」とも呼ばれています。

また、サビ猫は三毛猫の一種でメスが多く生まれ、性格もマイペースな一面がありながらも賢い子が多いようです。

ハチワレ猫

日本ではキジトラに次いで多いハチワレ猫。
名前の通り顔の毛の色が、鼻のあたりで分かれていて八の字にみえます。

色は白と黒のパターンが知られていますが、他にもグレーや茶トラ、キジトラ柄のハチワレ猫も。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

関連記事:日本猫の一つ、ハチワレ猫の魅力とは?被毛の色によって性格は異なる?

茶トラ猫(レッド・タビー)

オレンジに近い色合いに明るい茶色の縞模様の茶トラは単色では茶トラ、白が入れば「茶トラ白」と呼ばれます。
遺伝子的に8割がオスで、性格も素直で大胆な甘えん坊が多く、食いしん坊である説もあります。

キジトラ猫(ブラウン・タビー)

茶色にこげ茶色の縞模様のキジトラは野性味溢れる毛色をしており、日本では最もよく見られる雑種猫です。

家猫の祖先である「リビアヤマネコ」の血を強く引き継いでいると言われています。
その性格も野性味溢れる性格で警戒心が強く活動的な傾向にあります。

サバトラ猫(シルバーマッカレル・タビー)

グレーの毛色に縞模様を持つサバトラはキジトラと海外からの猫との交配で誕生したという説があります。
また雑種猫の中では数が少なく珍しい猫になります。

キジトラに比べるとおっとりとした性格で、警戒心が強い一面と、心を許すととても甘えん坊という極端な所があるようです。

白猫

全身が白単色の被毛ので覆われた白猫はその色合いから、野生では外敵にも目立ち易く身を守る為、警戒心が強く慎重な性格と言われています。

さらに白猫が持つWの遺伝子(White頭文字)は最も強く優性でありながらも聴覚に異常になる傾向があるためか、敏感な性格になる事もあります。

黒猫

艶のある黒い毛を全身に纏う黒猫は、同じ単色の白猫に比べると数は少なくシックな色合いのイメージとは違い
穏やかでフレンドリーな性格が多いようです。

被毛の特徴

先ほども触れたとおり、雑種猫は殆どが短毛種で、お手入れは簡単に済ませることができます。

被毛の量を調節することのできるダブルコート(アンダーコートとトップコート)をまとい、季節の変わり目に保温の役割を果たすアンダーコートが抜け落ちたり、増えることで体温調節をおこなっています。

時期的に3月と10月頃。この時期を換毛期といいます。

季節の変わり目こそ抜け毛が増えますが、短毛なので、そこまでストレスに感じることはありません。

雑種猫の基本的なお手入れといえば、爪切りと、抜け毛取りのブラッシング、簡単な耳掃除程度で、ペットサロンなどを利用せずに飼い主自身が自宅で済ませる事も可能です。

トリミングについても、健康な猫で酷い汚れなどが無ければ、シャンプーやカットの必要はなく、自身のグルーミング(毛繕い)によって綺麗な被毛を保つことができます。

しかし、大量の抜け毛を飲み込むことで毛玉症のリスクを高めてしまうので、短毛種とはいえ、適度なブラッシングは必要になります。

また柄模様、カラーバリエーション共に豊富な被毛を持ちます。

柄模様やカラーバリエーションについては、両親猫だけではなく祖父母にあたる猫からの隔世遺伝として受け継ぐ事もあり、生まれてくる子猫の被毛の色はバラエティーに富んでいます。

まとめ

雑種猫の魅力

とにかく飼いやすい
性格は穏やか
寿命は長い
被毛の手入れが楽
安価or最低限の費用で飼える

雑種の猫は、どうしてもスポットライトを浴びる機会が少なく、地味な印象を持つかもしれません。
ですが寿命も長く、飼いやすい、さらには飼育までの費用も最低限で済む等、本当に利点だらけなのも雑種猫の魅力だったりもします。

一度、飼ってみれば、その魅力に惹きつけられること必須です。

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